言語のゲンさんは、パソコンに触れずに操作できる3Dモーションデバイスを活用した失語症の言語訓練補助ソフトです。
従来のカードを使ったリハビリはカードの準備や片付けに手間が掛かってしまいますし、パソコンはマウスやキーボードの操作が難しく運動障害が残る患者さんにはとても困難な作業です。
また、タブレット端末でのリハビリの場合も、「カードをタップしてフリック、タップしてフリック、タップして…」という単調な繰り返し。
患者さんにとっては リハビリ=退屈なもの でしかありませんでした。
だから、新しい操作感・ゲーム性が必要だったのです。
ユーザーの手の動きを感知することによって、手を伸ばす、握る、開くといった動作を認識でき、コンピューターの中に動きを再現します。
このLEAP MOTION(リープ・モーション)3Dコントローラーに対応した「言語のゲンさん」なら、退屈だったトレーニングが今までとは全く違った操作感で楽しめるのです。
・パソコンの画面上のカードを「選ぶ」「掴む」「放す」といった手の動きが再現されます。
・掴んだカードがブルブルっと震えます。また、問題のカードに触れると音声読み上げでヒントが再生されます。
・正解したカードは「花火」となって画面上部に溜まっていき、プレイ終了時には正解数に応じて打ち上げられます。
・一回のプレイ時間は3分間のため、テンポよく何度もプレイすることができます。
・もちろん、散らばったカードを片付ける必要はありません。
人は言葉を使って生活しています。言葉は社会の中で機能してこそ、その力を発揮します。
様々な原因で言葉を障害された人は自分の意思をうまく伝えたり、正しい情報を得たりすることができません。
言葉の障害は一見しただけでは分からないので、世の中に正しく理解されているとは言えません。
したがって、適切な支援がなければ、言葉に障害がある人はますます社会から疎外されかねないのです。
そこで私達は言葉の障害を持つ人が少しでも多く、早く社会参加できるように失語症言語訓練補助ソフト「言語のゲンさん」を開発しました。
私達は、言語聴覚士を中心とした専門家の方々と、言葉に障害のある人の架け橋となって手を携えて活動したいと考えています。
失語症とは、様々な原因により脳の言語をつかさどる場所(言語野)に損傷を受け「考えている事を言葉で表現出来ない」「相手の言葉が理解できない」「書いている文字が理解できない」「文字が書けない」といった障害を受けてしまう症状です。
失語症のリハビリテーションでは、絵を見て言葉を出す練習、複数の文字から正しい絵を選ぶ練習、音を確認しながら音読を行なう練習、文字を書く練習など「もの」と「言葉」の脳内での結びつきを取り戻すためのトレーニングが行われます。また、人と話をする事も非常に有効です。失語症の症状の回復には長い時間が必要ですが、根気強く続けていくことが大切です。
しかし、失語症のリハビリテーションはやはり退屈…
「言語のゲンさん」は、言語聴覚士の方々の指導の元、改善を目指して繰り返すトレーニングをリハビリ施設やご自宅でもっと手軽に、そして楽しく続けるための機能を盛り込みました。
リープ・モーションとは、装置上方のおおよそ60㎝幅の空間を認識します。ソフトウェアと組み合わせることによって、手の動きがそのままパソコンの画面上に再現されます。
利用にあたっての最小要件は、以下の通りです。
●対応OS: Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, Mac OS X 10.7 以降
●CPU : AMD PhenomTM II,Intel R CoreTM i3 以上
●メモリ: 2GB RAM 以上
●その他: USB 2.0/3.0ポート、インターネット接続
現在、BBソフトサービス株式会社 様が正規販売代理店となりますので、使い方に関してはそちらでお問い合わせ下さい。
複数の利用者名を登録できます。登録した利用者名で訓練することによって過去の結果なども確認出来ます。
難易度の設定が可能なので、症状にあった難易度を選択して頂けます。
誠に申し訳ございませんが有償販売は行っておりません。病院、リハビリ施設へはモニター(無償)提供させて頂いておりますので、別途お問い合わせ下さい。
その他の内容につきましてはメールでのお問い合わせを受け付けております。(受付時間:24時間365日)
※ご回答は平日10:00~17:00とさせて頂きます。